物忘れで困っています

物忘れも、たまにならば「あらっ」ですみます。
でも、たびたび、あるいはしょっちゅうあるようでは困りものです。
たとえばこんな証言もあります。

 

59才、女です。

 

最近、物忘れがひどい気がします。

 

特に多いのが、家の鍵のかけ忘れです。外出する時にかけ忘れるのではなく、帰宅して家に入ってからかけ忘れます。あとから帰って来る娘に「また忘れてたよ」と指摘されます。

 

また、「さっき言ったばっかりだよ」と娘に言われることが多くなりました。言われたことを全く覚えてないんです。

 

先日はお茶を飲もうと思ってお湯を沸かしていて、その間に他の事をやっていたらお湯を沸かしていたことを忘れてしまったことがありました。ほんの数分だったし、「そうだ!お湯を沸かしていたんだ」と思いだしたので大事には至りませんでしたが、こんなことが増えたらどうなるんだろうと思います。

 

あと、人の名前が出てこなくなりました。

 

これは年相応の物忘れなんでしょうか。
仕事には影響は出ていないと思いますが、頭を使う仕事なので異常に疲れるようになりました。頭が働かない感じがします。

 

母が70代半ばでアルツハイマーを発症し、10年後に他界しました。隣に暮らしていたので母の様子は具に見てきました。ただ、発症当時はまだ認知症という言葉もなく(痴呆と言ってた)、こんなに情報がなかったので、診断まで時間がかかってしまいました。
母のようにおかしくなったら、私は生きてはいないつもりです。面倒を見てくれる人がいないので。

 

ですから怖いし、医師に「アルツハイマーは遺伝はしないが、因子は持っている」と言われているので、必要以上にナーバスになっているのかもしれません。

 

私は考え過ぎなのか、それとも医者に行くレベルなのかがわかりません。

 

こんなとき、判断にこまるのが、この方も言っているとおり、「医者へいくレベルかどうか」です。
そこで頼りになるのが「物忘れチェック」です。

物忘れチェックで頭の働き具合を把握しておこう

度忘れが多くなったというのは、加齢によりだれにでも起こる現象ですが、一番知りたいのは、それが病院へ行くレベルのものかということです。
そこで、物忘れチェックを通し、現時点での頭の働き具合を客観的に知ることが大切になります。

 

物忘れ外来での診療では、長谷川式テストが広く採用されていて、「今の季節は何ですか」などの質問に答える形で、物忘れチェックがなされます。
このようなテストは、家庭でもできますが、いくらテストだからといって、家族に対し、紋切り型の質問をすることは、気まずいものがあるでしょう。

 

そこで、家庭できる物忘れチェックがオススメです。
手軽にできるものに、最近の家族イベントのような「パーソナルな出来事」を覚えているか、質問する方法があります。

 

たとえば、「夕べレストランのフルコース、おいしかったね」と振ってみて、「本当に、あの仔牛のソテーきのこソース添えは絶品だった」などと、まともな答えが返ってくるようであれば、行為そのものは覚えているエピソード記憶に問題はないと判断できます。
問題なのは、家族でレストランのディナーを楽しんだことすら覚えていなかった場合で、認知症の可能性も含め、対応策が必要になります。

 

また、時事ネタを使って、物忘れチェックをする方法もあります。
質問時に話題になっている時事ネタを、世間話でもするようにあげて、それぞれのネタに対し、的確なコメントができるかチェックするというものです。

 

以上の物忘れチェックは、どれもエピソード記憶の状態をチェックするためのもので、目安にはなります。ただ、日常生活に支障が出るようであれば、早急に医者に診せる必要があるでしょう。

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